資格・自己啓発

資本主義が鳥インフルエンザを生んだ

ねお
渡りをする野鴨などの水鳥は,いくつもの鳥インフルエンザを自然保有しています。
しかし,ウイルスに対する免疫力を備えているため,健康であれば発症することはないの。
船長マテオ
ねお
ウイルスは環境適合しながら変異をとげていきますが,新たなウイルスによって発病するものがあっても,耐病性のあるものが生き残り,自然免疫を獲得して子孫に引き継いでいきます

飼育環境が鳥インフルエンザを生む

ウイルスの海原のような自然界で生き物が生き延びてきたのは,病原体と接触することで免疫力を高めてきたからです!

実は,鳥インフルエンザは病原性は極めて低いのです!!しかし,このウイルスは鶏など家禽の群れの中で短期間循環した後,強い病原性ウイルスに変異することが知られています。

野生種に比べ,家禽は不自然な飼育環境に置かれていることから免疫力が低下しています。また抗生物質など薬剤が体内で病原菌の変異を促し,毒性を強めひとたび発症すれば,狭い環境下にすし詰め状態の鶏たちは,瞬く間に伝播してしまいます。

WHOによれば,米国での1983~1984年の流行時,当初低い死亡率であったのが半年の間に死亡率90%近い強い病原性となり,1700万羽以上の鶏が殺処分されました。

イタリアでの1999~2001年の流行では,9か月以内に強い病原性に変異し,1300万羽以上の鶏が死亡ないし,処分されました。WHOは高病原性の鳥インフルエンザの発生は「多羽飼育による」と警鐘を鳴らしています。

資本主義が鳥インフルエンザを生む

米国から始まった近代養鶏は,グローバル競争のもとで世界中に広がりました。これは大規模生産が特徴で,養鶏農場の飼育羽数は数十万から百万羽単位です。日本でも感染大量死のあった浅田農産の農場の場合二十五万羽の規模でした。

なんと,タイでは大規模発生した2004年,殺処分された鶏は1億羽に達しています。

太陽光もない環境で狭いケージで密飼いされ,自然では絶対に口にしない餌(薬剤・添加物・遺伝子組み換えトウモロコシ)を与えられていては,鶏たちの生命力は衰え,免疫力は低下するのは当然ですし,そんな鶏を食べる私たちの体の免疫力も低下してしまいます。

話を戻します。鳥インフルエンザは日本・オーストラリア・イタリア・オランダ・アメリカ・ヴェトナム・タイ・パキスタン・中国・韓国など世界全体に広がり,人への感染による死者も出るようになりました。

このように鳥インフルエンザが同時多発した例は過去にはありません。現在は散発的で沈静化していますが,ウイルスと大規模飼育の環境がある限り,再発リスクは常に存在しています。

致死性の強い鳥インフルエンザが人体で変異し,人から人へ感染していく「新型インフルエンザ」になることが懸念されます。もし,大流行することがあれば最悪の場合,死者は5億人に達し社会崩壊の危機になるとWHOは発表しています。

船長マテオ
「新型インフルエンザ」は人災なのじゃ!!

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