資格・自己啓発

日本人の薬信仰の起源

リリアナ
なぜ、日本人はここまで薬を好きになってしまったの?

もちろん薬信仰の起源は古きにさかのぼるりますが、薬信仰が一気に広まったのは、意外にも最近のことなんだ。最大のきっかけは、1961年に国民皆保険が施行されたことでした。
ねお
リノ
たかだか数十年の間に、日本は他の追随を許さない「薬大国」になってしまった
じゃあ なぜ国民皆保険が、薬信仰を一気に広まるきっかけになったの?
リリアナ
船長マテオ
実は、国民皆保険導入に際して、政府と医師会との間で暗黙の了解があったのじゃ

1961年に皆保険制度が導入されてから、日本の医療は実質的には、国定の医療となり、医療にかかわるものほぼすべてに、一律の点数=値段がつけられてしまいました。

それに伴い、医者の経験からくる技術力や、いわゆる「さじ加減」という裁量能など、本来は個々の医者が本領を発揮すべき部分がほとんど無視され、点数が低く抑えられていました。

しかも、経験の長短も、腕の良し悪しも、何ら区別されることなく、一律に点数がつけられてしまったのです。もとろんそれでは、医者は納得いきません。そこで、妥協案としてあげられたのが、「薬価差益」というアメでした。

国が決める薬の価格を、わざと高く設定してあげるから、医者は仕入れの値段との差額で儲けてくださいと・・・・。

こんな「悪魔の誘い」があったのです!!

すると、どういうことが起こるでしょうか?医者もせっかく苦労して、頑張って医者になったのに利益を出さなければ元を取れないし、お金持ちにならなければ、社会的にも体裁が悪い、ので薬を出して儲けたいと思うはずです。

これは、何も医者が悪いわけではありません。

医者の技術や裁量を大幅に認めてしまうと、点数の付け方が複雑になるでしょうし、政府としてコントロールできなくなります。つまり、皆保険制度を単純明快にするために「薬価差益」というアメを受け入れてもらわなければなりませんでした。

それに見事に尻尾を振ったのが日本医師会だったというわけです。

「薬はいいもの」「新しい薬ほどいい」といった常識が広まることは、皆保険制度を軌道に乗せる方便にもなります。「薬価差益」で政府も医者も双方良し万事おさまりがつくというのが、政府の道理だったのかもしれません。

最も得をする製薬会社は諸手を挙げて大賛成です。ここに、国、医者、製薬会社の「三方よし」が成立しました。

リノ
結局、我々一般国民は蚊帳の外。

本来、近江商人の身上である「三方よし」は「売り手よし、買い手よし、世間よし」なのですが、薬にまつわる「三方よし」では「世間」は無視されました。

こうして、日本人は、うまく薬信者に仕立て上げられ、薬がさも「霊感あらたかな妙薬」であるような錯覚に陥ってしまったのです。

薬は危険物だということが根本的に欠落してしまっているのが、今の薬信仰の「正体」だと思います。
ねお

 

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