健康

「活性酸素」は諸刃の剣

ねお
最近では、リラックス効果を目的にお金を払って香りつきの酸素を吸入する「酸素バー」や、同じことが自宅で行える家庭用酸素吸入器、また、スポーツ選手がケガや故障のリハビリなどに用いる酸素カプセルといったものが人気です。

世はちよっとした「酸素ブーム」になったともいえますが、いずれも自らの体をわざわざ「活性酸素」の危険にさらしているようなものであり、あまりお勧めできません。

酸素とうまくつきあっていくうえでも、やはり日々の食事や栄養が鍵となります。

私たち人間が生きていくうえで、酸素が欠かすことのできない存在であることはよく知られている通りです。

酸素を取り込み、二酸化炭素などを排出する呼吸、この最も基本的な生命活動を止められると、数分のうちに生命に危険が及びます。

酸素はこれほど大切なものですが、一方では、ものを燃やしたり錆びつかせたりしてしまうほど恐ろしい力を秘めています。

人や動物の体は、このような強力な酸素を、体を錆びっかせることなく上手に使うというたいへん優れたメカニズムを持っています。

つまりその酸素を利用し、食べたものを燃焼させてエネルギーを得ているわけです。私たちが体温を一定に保つことができるのも、この優れたメカニズムが働くおかげなのです。

しかし、この大切な酸素に「活性」の二文字がっくと、非常に過激な性質に変わります。

活性酸素は本来、血液中の白血球が私たちの体内に侵入してきた細菌や異物を攻撃する際の武器などとして働きます。

呼吸をし、酸素が全身の細胞で用いられる過程で、そのうち一、ニ%が活性酸素となります。

つまり、私たちの体は呼吸をすることで体を敵から守る活性酸素を作るという、とても複雑かつ高度な芸当をやってのけているわけです。

一般的には諸悪の根源のようなイメージのけある活性酸素ですが、実は決して悪い面ばかりではなく、どちらかといえば「必要悪」的な存在でもあるだけに、うまく付き合っていく必要があるのです。

抗酸化物質が体を守る

活性酸素は、大量に発生したときはもちろんのこと、適量が体にとって有益な働きをする場合でも完全に無害というわけではなく、適切に処理する必要があります。

その際に活躍するのが、活性酸素を無害化する抗酸化物質です。活性酸素とひとくちにいってもさまざまをタイプがあるほか、それらのタイプごとに対応する抗酸化物質にもいろいろな種類が存在し、働きやしくみもそれぞれ異なります。

例えば、スーパーオキサイドと呼ばれる活性酸素には、ビタミンCやコエンザイムQ10、スーバーオキサイドディスムターゼ(SOD)などが有効です。

またSODが機能するには、亜鉛、銅、マンガンといったミネラルが必要となります。

タンパク質や脂肪、炭水化物をエネルギーに変えるのに必要なビタミンB2や、血管内で結晶すると痛風の原因となる尿酸にも抗酸化作用があります。

最近では、ポリフェノールをはじめとする何かと話題のフィトケミカルに含まれる有用成分にも注目が集まっています。

例えばブロッコリーの中には、現在分かっているだけでも一万種類以上のフィトケミカルが含まれているといわれており、その多くに抗酸化作用が確認されています。

このように、抗酸化物質はそれぞれ役割を分担することによって、さまざまな状況で生じる活性酸素に対応しているのです。

本来これらの抗酸化物質は、体内でやむを得ず発生する活性酸素の除去のために優先的に用いられるべきものです。

しかし、現代社会では普通に生活を送っていても、活性酸素を発生させるさまざまな状況にさらされます。

活性酸素が体内で大量に発生してしまうと、そのダメージを完全に回避することは現実的に不可能です。

私たちは、活性酸素の発生要因をよく認識し、できる範囲でリスクを遠ざけたうえで、良質なサプリメントなども利用しながらさまざまな抗酸化物質を意識して補給する必要があります。

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