ダイエット

「痩せ型」より「ちょいデブ」が長生き?

「最近、お腹がでてきて・・・」

「なかなかやせられなくて・・・」

そんな言葉をよく耳にしますが、このサイトをご覧のみなさん、特に女性の方の中には、自分の体重やお腹のたるみなどを気にしている方も多いと思います。

「肥満=体に悪い」というイメージが強いからだと思いますが、実は必ずしも正しいとは言えません。

ダイエットで過度に痩せることの弊害について考えてみることにしましょう。

過度のダイエットはなぜ危険か?

アメリカの疾病対策センター,国立衛生統計センターは,世界各地の97研究・288万人の調査分析を行うことで,「肥満度1にあたるBMI25~30の人は,普通体重と比べて全死亡リスクが6%低下する」という意外な結果を報告しています。

そうです。「ちょいデブ」が長生きであることが確認されたのです。

肥満度の指標となるBMI(ボディマス指数)では,30以上を肥満と定義し,これをさらに30~35未満をグレード1の肥満,35~40未満をグレード2の肥満,40以上をグレード3肥満として分類しています。

心不全,糖尿病や末期腎不全の患者さんの場合,肥満がその疾患発症の危険因子となるといわれていますが,実際にその疾病を発症した患者さんにおいては肥満者のほうが正常体重者よりも予後が良い,つまり死亡リスクが少ないのです。

これは, 「肥満パラドックス」 と呼ばれています。

「やせ型」でも「肥満型」でもなく・・・

さらに,いずれの研究結果でも「太りすぎよりやせすぎのほうが危険」という結果が出ています。

マクロビオティック,菜食主義,糖質制限食などをストイックに実践しがりがりに痩せてしまった人を見受けますが,こうした人は食事を改善し,やせることでかえって不健康になってしまったといえるのです。

では,やせた人の全死亡リスクがなぜ高まったのでしょうか?

一般的には,「肥満者のほうが最適な医療を受けている見込みが高い」「脂肪の増加による心保護的な代謝作用がある」といった理由が挙げられていますが,少し疑問があります。

筋肉・骨・皮下脂肪がある程度しっかりしていることが健康の証であると感じるからです。つまり,食習慣が悪いと様々な慢性病が発症しますが,そのような人は筋肉・骨・皮下脂肪の重量が低下するか,体重が増えて肥満になるか,いずれかの傾向をたどるからです。

このうち死亡リスクが最も高いのがやせすぎの人ですが,もちろん肥満もあらゆる慢性病の温床になり,これはこれで死亡リスクが高まります。

つまり,どちらにも属さない「ちょいデブ」が結果的に一番健康になるわけです。

このような結果が出てきた以上,BMIという指標そのものを再検討する必要があるかもしれません。現状では,BMI25~30のちょいデブを標準体重と考え,体重減少が進んでしまうような食事療法は続けないほうがいいと思います。

もちろん,やせたい一心でむやみに食事を抜いたりする過度なダイエットが危険であることも言うまでもありません。

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