資格・自己啓発

農耕革命で縮小した身長と寿命

ねお
約260万年前から着々と変化を遂げてきた人類ですが、約1万年前に画期的な変化が起こりました。
農耕革命じゃな。
船長マテオ
リリアナ
どんな革命?!
生活様式がかわったんだよ
リノ
ねお
これまで食べるものを求めて移動を続けた狩猟採集型の生活から、ひとつの場所に留まって作物を育てる定住型社会へと変わったんだ。

動物の家畜化も始まりました。

まさにさらなる飛躍的進化と誰もが思うでしょう。ところがそうではなかつたのです。

人類は、栽培・収穫しやすく保存ができる穀物を作り始めました。

しかし三大穀物と言われる小麦、米、トウモロコシはいずれも必須アミノ酸が欠如しています。また穀物に含まれる炭水化物-糖質は血糖値を上げて体重増加を招きます。さらに「抗栄養素」とい戸う消化を阻害するさまざまな物質が含まれています。

この穀物中心の食事によって、炭水化物の割合は3倍近く増えましたが、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの必須栄養素はガクッと減り、健康上、深刻な状況に陥りました…。

その最たる例は、寿命が短くなった

狩猟採集型生活では約40年であった平均寿命が、農耕革命以降、約20年になりました。ほぼ半分です。

そしてこの平均寿命は、先進国においては18世紀後半まで変わらなかったと言われています。

また穀物中心の生活によって、身長も低くなりました。狩猟採集型時代の初期には、男性の平均身長は180cm、女性は168cmもあったといいます。それが、農耕定住生活が確立された紀元前3000年には、男性が160cm、女性は152cmまで小さくなってしまったのです。

それに加えて、脚気、壊血病、貧血、IQの低下といった栄養失調による症状や、骨粗しょう症、乳児死亡率、感染症の増加も認められました。進化と思われた農耕革命の実態は、栄養不足によって「病気になりやすく寿命が短い」という人類史上最悪の時代と言えるものでした。

かたや狩猟採集型の暮らしでは、人類はマンモスからシロアリや昆虫までさまざまな獲物からたんぱく質を摂取していました。同時に動物性脂肪も摂れたでしょう。またビタミンやミネラル、食物繊維、フィトケミカルといつた豊富な栄養素を含む100種類以上の植物やべリー類も食べていました。

栄養バランス豊富でストレスフリー

穀物中心で栄養失調に陥った1万年前の農耕革命以降に比べて、約260万年もの間続いた狩猟採集型生活では、たんぱく質、動物性脂質、ビクミン、ミネラル、フィトケミカルなど栄養バランスのよい食事がなされていたようです。

収穫した食物を保存する技術もありませんから、その日のうちに消費します。

また権威や負債が生じないよう平等に分配し、徹底的な分かち合いや交換のシステムが発達していったと考えられています。この狩猟採集社会における平等主義は、人類以外の霊長類との共通祖先から受け継いだ特徴であり、食物を仲間と分け合って共に食べることで連帯意識を高めていたようです。

そのスタイルは、いまもコンゴのムプティ族やカラハリ砂漠のブッシュマンの間に残っています。それに加えて、狩猟採集の生活では身体活動が盛んであり、集団間でトラブルがあれば、移動することで解決できました。このため定住型の集団に比べて社会的ストレスは低かったと考えられています。

豊かな食物とストレスのない生活のためか、ケガや感染症、あるいは出産を乗り越えさえすれば、狩猟採集時代の人類は現代の先進国で暮らす人々と同じくらい長生きをしていました。

しかも高血圧、糖尿病、ガン、脳卒中、心筋梗塞、骨粗しょう症といった現代では珍しくもない慢性病がまったく見当たりません。狩猟採集民族は元気で長生きだったわけです。

現代社会のような文明の発達はないにせよ、狩猟採集時代の人類は、「健康でストレスのない豊かな社会」で暮らせていたと言えるのではないでしょうか。

 

CMで話題沸騰中!!

-資格・自己啓発

© 2020 Noe style New life Powered by AFFINGER5