資格・自己啓発

目的ある教育,目的なき教育。

ねお
戦後教育の致命的欠陥は,目的がないことです!!「目的のない教育」これ以上のナンセンスが考えられますか?
戦前日本の教育には,確固たる目的があったぞ。一つは,戦前の大日本帝国イデオロギー。いわゆる忠君愛国の教育。この教育のためには教師は命がけじゃ。なんせ国を挙げてのじゃからの。もう一つの目的は,資本主義の育成じゃ。
船長マテオ

リリアナ
戦前日本の義務教育で手本とし,理想的人物として第一に挙げられるのは誰ですか?
あの~ 小学校にあった石像… え~とっ
リノ

ねお
そう!二宮金次郎(二宮尊徳,江戸末期の農政家)です。戦前戦後教育の中で,二宮金次郎を知らない人はいないよね。実際,私の小学校に石像があったよ。夜に走り出すらしいですが(笑)

「二宮金次郎」を目指した日本の教育理念

二宮金次郎の徳行を簡単に言うと,節約,節制,勤勉,正直,誠実,正義,中庸,純潔,謙譲・・・・このように列挙してきたら,かのマックスウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を思い出すでしょう。禁欲的プロテスタンティズムそのものです。

二宮金次郎こそ,資本主義の権化。資本主義の精神が人格化したような人物です。学校に石像や銅像を建てるほど,理想的人物像だったのです。義務教育の目的は,彼のような人物をつくることにあったのです!!

二宮金次郎が資本主義精神そのものであるという理由は,労働こそが救済(サルヴェーション)そのものだとしたことです。収入を得て生活ができるようになるということは,いわば労働の副産物であって,労働そのものが目的です。労働さえしていれば,他に宗教的儀礼をしなくとも救済される。つまり,労働こそが宗教的儀礼なのです。労働のほかに秘跡(サクラメント)なし。ここが,重要です。

このことを二宮金次郎は身をもって示しました。そしてこれを手本に私たちは義務教育で育ってきました。

本当の学問とは?

二宮金次郎が教えたもう一つの徳目は「好学」でした。銅像のスタイルは必ず本を読んでいます。最低生活もできるかできないか,ギリギリの労働者が,どうしてそんなに難しい本を読む必要があるのか?な~んにも必要ありません。

日本には「科挙」(中国高級官僚登用試験)はありません。どんなに勉強しても出世するわけではありません。儒教の勉強をしたからといって農民が武士に取り立てられたという例もありません。

彼にとって,学問をすること自体が目的だったのです!ここが尊敬されるゆえんです。受験勉強のためではありません。ここがポイントです。学問は受験のためではない。立身出世も関係ない。「学問自体が目的なんだ」ということを身をもって教えてくれたのです。

このように,戦前教育はしっかりした目的がありました。一つは,富国強兵。国を富まし国防をしっかりしないと日本は,欧米諸国の奴隷になってしまう。どうしてもそれは,嫌だ。それにはまず,強い軍隊を作らなければならない!!究極的には,資本主義にならなければならない。と。

そのためには,国民形成しなければいけない。つまり,「私は日本人である」との同一化がなされなければならないのです。

そうして,忠君愛国の思想が教育の中心になったのでした。それに資本主義教育。このように戦前の義務教育には,ゆるぎない教育目的があったのです!!これが最大のポイントです。

それなのに今の義務教育は何の目的もありませんから,教える立場の教師も迷いますし,もちろん生徒は教師に権威を感じません。これでは国力も弱くなるばかりです。

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