

米国では、すでに医薬品や食品として遺伝子操作した動物が認可されています。
2015年に遺伝子操作したサケ(成長が早い=がん化しやすい)が食品として認可されていることもお伝えした通りです。
2020年末に、米国の食品医薬品局(FDA)は、なんと遺伝子操作したブタを医薬品および食品の両方の目的で初めて認可しました。
これは、ブタのある遺伝子を操作して、ガラクトースという単糖の連結したオリゴサッカライドを産生しなくしたものです。
この遺伝子操作したブタは、「GalSafe pigs」と呼んでいます。

このガラクトースの連結した糖質は、アレルギーを引き起こすと現代医学では信じられています。
動物性の肉(ビトや類人猿を除く)でアレルギーが出るのも、この糖質が問題とされてきました。
現代医学では、昔から、ブタの組織が移植医療に使用されています。
例えば、心臓の弁や皮膚などです。
しかし、移植につきものであるアレルギー反応(GVHD)が起きるため、現在ではほとんど使用されなくなっています。
この問題を解決するために、着目されたのが、ブタの組織のアレルゲンとされてきたガラクトースの糖質(alpha-gal)だったのです。
ここでも現代医学は大きな過ちを犯しています。
このような糖質がアレルゲンになる訳がありません。
この糖質(alpha-gal)は、腸管内では、脂肪のみと結合して吸収されることが判明しています。
おそらくブタ肉のこの糖質は、不飽和脂肪酸と結合して吸収されているはずです。
なぜなら、ブタは不飽和脂肪酸リッチのGM穀物や残飯を与えられているからです。
仮にこの糖質だけを摂取したとしても、現代人は他の食品から大量のプーファを摂取しているはずですから、腸管内でやはりこの糖質とプーファが結合したものが吸収されます。
この糖質に結合しているプーファが脂質過酸化反応を起こすと、アルデヒドが形成されます。
これが近傍のタンパク質と結合することで炎症ゴミ(ALEs)となるため、アレルギー反応や自己免疫疾患が引きおこされるのです。
アレルゲンは糖質ではなく、あくまでも過酸化脂質と結合した化合物です。
遺伝子操作してこの糖質をなくしたブタの組織を利用しても、給餌しているものにプーファが含まれていれば、その組織はプーファだらけとなって、拒否反応などの炎症が出現します。

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